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転職後に辛いと感じる3つの理由と辛さを和らげる方法5選

転職後辛いと感じる3つの理由と対策5選
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「転職してから仕事についていけない─」
「社内で知り合いができなくて辛い……」

自分が望んで転職したはずなのに、「新しい職場でなぜか辛い……」と感じる人は多いはずです。マイナビの転職者に対する調査では、なんと89%の転職者が不安を感じているそうです。

転職してからのストレスの原因は、主に次の3つです。

転職後「辛い」と感じる人がほとんどなので、あなただけじゃないですよ

私自身、公務員から民間へ転職し、もう一度転職して今は民間企業2社目です。

2回の転職経験を活かして、この記事では実体験をもとに、次の3つをわかりやすく解説します。

ちなみに私は

  • ・転職経験なし
  • ・特別なスキルなし
  • ・妻子持ち(妻は専業主婦)

転職した後、「思っていたより辛い……」「この辛い気持ちを和らげる方法を知りたい」という方の参考になれば嬉しいです。

転職後、辛いと思うのは普通

転職後の新しい環境で「辛い」と思うのは普通のことです。大学を卒業し、初めて働き始めたときに「辛い」と感じた人は多いはず。

転職も新しい環境で働き始める点では、就職と同じくらいストレスが大きなイベントです

私の実体験も踏まえて、辛いと思っているのはあなただけじゃないことを説明していきますね。

転職後に不安を感じる人は9割もいる

マイナビの転職者に対する調査では、約89%の転職者が不安を感じているそうです。

(出典:マイナビ「転職後が不安・・転職先に慣れるまでの期間【アンケート】」)

また、「転職3ヶ月の壁」という言葉もあります。転職して3ヶ月位内に「仕事に慣れず辛い」「仕事をやめたい」と思ってしまう事象のことですね。そんな言葉があるくらい、転職してしばらくは辛いと感じる人が多いんです。

自分だけじゃないと気づくだけで、気持ちが楽になるよね

転職後1年で感じた苦しさ

私も転職後約10ヶ月経ったときに、「やっても終わらない仕事」「期待に応えられない自分」が辛くて苦しい時期がありました。

残業も少なく、パワハラもない職場なのですが、なぜか辛くなってしまったんです。

新しい業界への転職ということもあり、とにかく必死で走り抜けてきた10ヶ月間でした。「なんか辛い……」と感じ始めた時期は仕事が一段落していたとき。

砂に埋まっていくように息苦しさを感じ、この期間はまさに“真っ暗なトンネル”みたいな日々でした……

この辛さもあとで紹介するいろいろな対策を試して2ヶ月ほどでなくなりました。

異常な長時間勤務・パワハラ環境からは脱出を

転職後、ほとんどの人が辛いと感じる一方、耐えられない辛さの職場も存在します。

厚労省の「過労死ライン」(直近数ヶ月で平均80時間以上超等)を超えるような勤務やハラスメント(怒鳴る、仕事を与えない、身体的・性的嫌がらせなど)がある職場では、「辛い」の域を超えた危険な状態といえます。

最悪の場合、辛さに慣れる前に、自分の心身が壊れてしまう可能性もあります。

過度なストレスがかかる職場なら、部署異動を希望したり、それもダメなら転職してもいいと思います

いまは人手不足の時代。今の辛すぎる職場を辞めたとしても、他にも働ける場所があるはずです。

短期離職は転職活動では不利になってしまいますが、過酷な労働環境、ハラスメントがある職場であれば、転職の立派な理由になります。リクルートエージェントなどの力を借りれば短期離職もカバーできるはずです。

心身を壊す前に、再転職を検討しましょう。

転職後に辛いと感じる理由3選

ほとんどの人が転職後は辛いと感じるもの。前職の会社でそれなりに活躍していた30代が転職後に辛いと感じる理由は、次の3つではないでしょうか。

私自身も2度の転職で、特にこの3つが理由で辛さを感じました。私の体験も踏まえて、詳しく解説していきます。

仕事が一人前にできなくて辛い

転職後はほぼ全く仕事ができない状態になります。仕事の流れも分からないし、何を質問すれば良いかも分からないのは辛いものです。

転職したら仕事ができない状態になるのは当たり前なんだけど、それでも辛いんだよね……

特に30代以降で転職した人は、前職でバリバリ活躍していた人のはず。転職後の「何もできない」状態が精神的にはかなりショックです。

「役に立たない」「足手まとい」になっている自分を感じて、辛くなってしまう人は多いです…

新しい会社で頼れる人がいない

転職した会社では人間関係はゼロからのスタート。「困ったらあの人に頼もう」という人もいなくなってしまいます。

分からないことだらけでも、誰に何を聞いたら良いかも分からない状態になります。上司も忙しそうなことが多いですし、気軽に聞ける人もいなくなるんですよね。

新卒で就職したときは「同期」がいたので、困ったときは自分と同じ年次の人に聞けば助けてもらえることが多かったですよね。でも中途で転職すると、その「同期」的な人たちが存在しません。

中途入社のひとは年齢や経験もバラバラで、同期って感じじゃないんだよね……

入社して数ヶ月経ってくると、徐々にですが社内で知り合いは増えてくるもの。でもそれまでの期間が孤独で、辛い人も多いのではないでしょうか。

前職のほうが良かったと思ってしまう

入社後しばらくは新しい環境に慣れるので精一杯。それでも1ヶ月くらい経ってくると、周りに意識を向けられる余裕が出てきます。

転職後しばらくは給料アップや残業時間の減少など、良いところばかりに目が行き、幸せを感じるかもしれません。

でも人間は不思議なもので、しばらくすると今の職場の嫌なところが目につきます。

思い出は美化されるのか、前の職場の良かったところがいくつも思い出されちゃう……

私の場合、前職がベンチャー企業で割と自由な感じの社風でした。今は大企業のグループ会社にいるため、前職と比較して次のような不満が出てきてしまいました。

前職と比較して気づく今の会社の不満
  1. 人間関係が希薄
  2. 雰囲気が堅苦しい
  3. 同じ年代の人が少ない
  4. お客さんから感謝されることが少ない

辛い時期の脱し方

私の場合、辛い状態を脱するまでちょうど2ヶ月ほどかかりました。長い期間苦しんでいるなかで、「これは効果があった」と思えたものを5つご紹介します。

効果があった順に並べています。一つでもいいので、試してみてください。

社内で話せる人を作る

社内で気軽に話せる相手を一人でも良いので作れると、だいぶ気持ちがラクになります。私が実践していたのは、次の4つです。

  • ・オフィスに入ったときの朝のあいさつ
  • ・同じ部署の人が出勤してたらランチに誘う
  • ・少しでも仕事でやり取りした人をランチに誘う
  • ・社内の懇親会に何でも良いので顔を出す

挨拶をするだけで、仕事の困ったことも聞きやすくなったりします!

朝の挨拶をされて気分が悪くなる人はいません。そして、意外に挨拶をせずにオフィスに入ってくる人も多いので、挨拶をするだけで顔を覚えてもらえたりします。

私の経験では、挨拶からランチ、また夜の飲み会に誘ってもらえるようになったりもします。誰でもいいので話せる相手がいると「新しい職場に馴染んできた」と実感できます。

人と話すだけで辛い気持ちが和らいだりするので、ぜひ勇気を出して職場で話せる人を作ってみてください。

運動(ウォーキングやランニング)

ウォーキングやランニングなど、ちょっとした運動をするだけで気持ちが落ち着きます。スポーツ庁のウェブサイトにも、ストレス軽減効果があることが記載されています。

「余暇時間にまったく運動をしないグループに比べ、1週間に運動を2時間以上しているグループは、1年後に抑うつになるリスクが約半分に抑えられる」という調査結果があります。つまり「余暇に運動をしている人は抑うつ状態になりにくい」ということが言えるため、仕事上のストレスが高い人こそ余暇での運動を積極的に取入れたほうがよさそうです。

(引用元:スポーツ庁Web広報マガジン「プラス「10」分のウォーキングから始めるストレス対策)

私の場合、リモートワーク時は仕事を始める前と終えたあと、朝と夕方それぞれ10分くらいのウォーキングを継続したところ、不安感が少しずつですが薄れた気がします。

リモートワークだと通勤がないから、気持ちの切り替えができないんだよね……

ちょっと散歩することで仕事モードからリラックスモードへ切り替えられる気がしました!

読書(特に小説がおすすめ)

通勤中や寝る前の読書も不安やモヤモヤの解消に役立ちました。特にオススメなのが、小説で異なる世界を経験すること。小説で違う世界を感じられるだけで、リフレッシュできた気がします。

本を読んでいると、仕事のこと、嫌なこと、心配ごとを考える暇がないくらい集中できるよね

私が好きで読んでいたのは「神様のカルテ」と、「夢をかなえるゾウ」。神様のカルテは長野県の病院勤務の医者が主人公なのですが、とにかく激務。深夜までの残業、休日の呼び出しが当たり前。自分はなんて幸せな生活をしてるんだと思えました。

仕事を小さなタスクに分割して終わらせていく

与えられた細かいタスクを完了していくことでも、「なんとなく辛い」という気持ちを和らげることができました。

どんなに小さなタスクであっても、一つ一つ終わらせていくのは気持ちいいものです

小さいタスクであっても終わらせることで、「自分はできる」という自己肯定感が得られました。目の前のタスクに集中していると、あっという間に時間が経っていきます。一日の終わりには心地よい疲労感と達成感が得られるはずです。

一日で終われない「資料作成」であっても、「目次を作る」「最初のスライドだけは作る」などに分割することで一日のタスクに分解できます。

小さな完了でも積み重ねることで、自己肯定感が戻ってきますよ。

瞑想

YouTubeを使った瞑想も気持ちをラクにするのに役立ちました。瞑想で起こる気持ちの変化は、つぎのとおりです。

瞑想で起こる気持ちの変化
  1. 呼吸や体の感覚に集中して無心になれる
  2. 心配ごとなどを考えなくて済む
  3. 瞑想を終えたあとは気持ちがラクになる

私が瞑想で使っていたのは、【10分】コンパッション瞑想 | 寝る前 | 夜 | ココイマ | 誘導瞑想(Revised ver.)という10分で終わる動画。

瞑想をサポートしてくれる声が優しくて、聞いているだけでも落ち着きました。

瞑想をしたあとは、何も状況は変わってないはずなのに、焦りや不安などの気持ちが減った気がします

瞑想って怪しいし、難しいイメージがありますよね。でもYouTube動画を使えば簡単にできました。瞑想は疲れているときに行うと気持ち良すぎてそのまま眠ってしまったりします。

瞑想に慣れないうちは、ベッドの上で行うのがオススメです。

1日でも効果は感じますが、2週間くらい続けるとハッキリ変化に気づけるはずです。

転職後つらいときの対策まとめ

転職直後は「辛い」と感じるのが普通です。約90%の人が転職後は不安を感じているそうなので、あなただけが不安に感じているわけではありません。

私は「辛い」と感じ始めてから、以下の5つの対策を実行しました。辛い気持ちも2ヶ月くらいでなくなっていったので、今辛いと感じているならどれか一つでもやってみてください。

あなたの気持ちが一日でも早く、ラクになることを祈っています

いろいろ試しても「辛い」と感じつづける場合は、部署異動の希望を出したり、心療内科に行ってみたりするのをオススメします。

どうしても合わない職場はあるので、心と体を壊さないうちに、辛い状況を専門家に相談しましょう。

あなたの人生が転職によって楽しく、充実したものになることを願っています。
それでは、また。

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ユウキ
公務員を退職して7年目。33歳で公務員から転職し、38歳で2回目の転職をしました。 公務員を辞めるのが怖くて10年も続けてしまった経験から、 「公務員を辞めるのは珍しくない」 「元公務員でも民間の仕事ができる」 を伝えたくて、ブログ運営をしています。 自分にとって大切なのは職場の安定ではなく、家族との時間、やりがいのある仕事だと気づき、11年目で公務員を退職。 今は残業月20時間以下の毎日を過ごしています。 私が公務員を辞めた詳しい理由は下記の記事をご覧ください。